育児中、ミルクを足すようにしたら楽になった!という話がある一方で、未だに母乳神話は受け継がれていると聞きますよね。
そこで今回は、混合育児で0歳児を育てている筆者が母乳とミルクのいいとこどりである混合栄養での育児のメリットとデメリットをいくつかの経験をもとにご紹介したいと思います。
この記事は
- これから育児をするけど母乳がいいの?ミルクがいいの?と迷っている方。
- 混合育児をしているけどこのままでいいの?という方。
- 今は混合で完母or完ミに寄せたいけどどうしよう?と迷っている方。
- 完母で育てたいけど母乳が足りないor足りているか不安な方。
こんな方々向けの内容です。
もくじ
混合栄養での育児はいいとこどり?メリットとデメリット
混合育児のメリット
夫など家族に育児に参加してもらうきっかけになる
育児ってやることたくさんあるのに、男性としては「ミルクをあげる」ということが、できることがあるという自信につながるそうです。
我が家では混合育児で0歳児を育てていますが、一時期赤ちゃんがミルクを飲まなくなってしまったときがありました。
その時に夫は「ミルクを飲んでくれないから俺はなにもできることがない」と言っていました。
実際にはおむつをかえてくれたり抱っこしてくれたり他にも色々してくれていたので「なにもできない」なんてことはないのに、なぜか男性はそんな気持ちになってしまうところがあるようです。※夫の個人的な考えですが・・・
私はこの経験からも、混合で赤ちゃんを育ててきてよかったなと思いました。
ちなみに、ミルクを飲まなくなってしまった件については以下の記事でまとめていますのでお時間があれば是非読んでみてください。
母の一時的な不調による服薬がしやすい
混合育児で赤ちゃんを育てている場合、母親の不調があった時に一時的に断乳して服薬できるのでその点もメリットといえると思います。
私は産後育児に奮闘していて、人生で初めて親知らずが痛くなったのですが、その際に抗生剤と鎮痛剤を処方してもらい3日間断乳しました。
いつも母乳とミルク両方を飲んでいる娘は少し母乳を欲しそうにすることはあっても、ミルクをあげれば拒むことなくミルクを飲んでくれたので助かりました。
人は眠れていなかったり疲れがたまってくるとどこかに痛みや不調が出やすいので、産後に急遽服薬しなければならなくなることはそう珍しくないと思います。
私はこういった点でも混合育児のメリットを感じました。
ミルクを突然拒否し始めてもなんとかなる
赤ちゃんがミルクを急に飲まなくなってしまった時にも混合育児のメリットを感じました。
赤ちゃんによってはずっと飲んでいたミルクを急に嫌がることがあるそうで、わが娘もそんな時期がありました。
我が娘は母乳なら飲んでくれていたので完全に水分や栄養が摂れていないという事態にはならなかったので、母乳をあげることをやめていなくて良かったと思いました。(一時体調不良を理由に完ミに移行するか悩んだことがあったので余計にそう思いました。)
この時はまだ離乳食も初期だったので、完ミで育てていたらとても焦っていたと思います。
外出先で授乳しやすい
外出先で授乳をするときも混合育児でよかったと思うことがあります。
母乳をあげたい場合は授乳室を探さなければならず、もし授乳できる場所が見つからないととても焦りますよね。
しかしミルクをあげるのであれば、最低限のマナーを守ればある程度どこでもあげることができます。
我が娘は生まれてすぐから混合育児ですが、外出先では基本的にはミルクをあげているので授乳できる場所がなくて焦ったことはありません。
役所の手続きに時間がかかってしまったときには急遽外の広場のベンチでミルクをあげたこともあります。
赤ちゃんに母乳の栄養をあげられる
赤ちゃんはできるだけ母乳で育てたほうがいいとよく年配の方なんかは言われたりしますが、これはただの母乳神話ではなくSIDS予防という観点からも母乳で育てたほうがいいといわれています。
SIDSとは、乳児突然死症候群とよばれる赤ちゃんが突然死してしまう病気です。
現段階では原因は明確にはなっていませんが、統計をとると、母乳で育てている赤ちゃんよりも母乳なしで育てている赤ちゃんの方がこの病気で突然死する割合が高くなっているそうです。
参考:厚生労働省HP
母乳は赤ちゃんにとっていいものなので、ミルクで育てるメリットもありながら母乳の栄養もあげることができる混合育児にしてよかったと私は思っています。
母体への負担が軽減できる
母乳をあげることは、赤ちゃんとのとても幸せな時間である一方で、とても疲れます。
私、正直なめてました・・・
これは経験してみないとイメージが湧きにくいと思うのですが、わかりやすくいうと、生き血を吸われているような感じでとても疲れるのです。
私自身、産後すぐからずっと母乳にミルクを足すような混合育児でしたが、ある時体調を崩してからはかなりミルクよりの混合でした。
すると、身体がとても楽になりました。
今母乳だけで育てていて体調不良が続いている・・・なんて方は一度ミルクを試してみるといいかもしれないですね。
混合栄養のデメリット
荷物が重くなる
混合育児もしくは完全ミルク育児の場合は、おでかけの際に粉ミルク・お湯・哺乳瓶などを持ち歩かなくてはならないので荷物が重くなります。
私が混合育児をしてきた中で一番デメリットに感じているのはこの部分です。
しかし、個人的にはこのデメリットよりもメリットの方が大きいように感じています。
母乳がでなくなってくる
母乳分泌を継続させ、母乳がたくさん出るようにするためには、頻回授乳と夜間授乳が大事だそうです。
しかし私の場合は外出時はミルク、夜間はミルクとしていたのであるときから母乳の出が悪くなってきたなあ、と感じたことがありました。
しかし今になって思うと、胸が張るのも辛かったのでちょうどよかったのではないかと思います。
母乳の出が悪くなった時には母乳が出るといわれているお茶を飲んだり、タンパク質を意識して摂ったりしていました。
ミルク代がかかる
混合育児の場合、母乳だけで育てていればかからないミルク代がかかります。細かいことをいえば、哺乳瓶、消毒グッズ、お湯などにもお金がかかります。
少しでもいいから節約したい、という方には混合育児は向かないかもしれません。
痩せにくい
母乳育児は体力を使うので痩せます。
一方で母乳をあげる量が少ないとそれだけ痩せにくくなります。
妊娠中にかなり体重が増えてしまって困っている!という方は母乳育児を頑張ってみるのもいいかもしれません。
しかし、体調には気を付けてくださいね。
まとめ
あくまで個人の経験による個人的な考えですが、混合育児は母乳育児とミルク育児のいいとこどりなので、私としては混合で育ててみてよかったなと思う点が多いです。
これから育児をする方やミルクをあげるか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。